フェルメール光の王国展

1/20にオープンしたフェルメールセンターに行ってきたわ
最新デジタル画像処理技術を使って複製された物で、もちろん本物は1つもございません
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フェルメールの絵は2/3ぐらい実物を見ているんだけど、まだ見た事の無い作品がどういう大きさで、どんな構図で、どういうイメージのものなのか?というを知りたかったのと、渋谷に来ている本物を見る前に、ちょっと予習復習したいのもあって訪れたの
 
 
作品を鑑賞するというよりも、作品を読み解く勉強をする資料として見に行くと良いかと思ったわ
もちろん本物ではないから、実物を見た時のあの心に訴えてくるような物も全く感じません
でも、この素晴らしい技術のおかげて本物では非常に見づらく確認しにくい細部まで、しっかり再現されているという利点もあります
それを解った上で、何を目的に見に来るかで満足度も違ってくるんじゃないかしら
 
ラピスラズリの色が実物よりもキレイな色で再現されているのはいいけれど、黄色の部分もかなり濃く鮮やかに再現されているからイメージは随分違う
私には、かなり違和感を感じた作品があったのも事実
 
デジタル画像処理技術の素晴らしさについて、一生懸命説明してくれたお姉さんには申し訳なかったけれど、
「私の知っているフェルメールとは随分違っていて、こんなんじゃないんだけどなぁとちょっと残念な気持ちもあります」と言ってしまったわ
 
 
面白かったのは、全37点が描かれた順に展示されていること
20代のまだ目的をはっきりと見出していない作品から、誰もが知っている作品への移り変わりを見られるのは、このセンターならでは
 
 
 
フェルメール生い立ちや資料、画材などの紹介、普通の美術館同様アートショップも併設されていたわ
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そして、フェルメール作品の舞台にもなっているアトリエが再現されているのが面白い
絵のような美しい光は差し込んで来なかったけど、これはファンには嬉しい企画
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このセットの元の絵は「手紙を書く婦人と召使」
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せっかくなので、絵の中から観客を見るような視線でも写真を撮ってみた
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遠近法がどういう風にラインを引いて表現されたのか?実際に糸が張られているので、とても解りやすかったわ
同じくオランダ出身のエッシャーの作品も少しではあるけど紹介されていたよ
 
 
そして、1番見たかったのが、あのサザビーズのオークションで32億で落札されたフェルメールが最後に描いた作品「ヴァージナルの前に座る若い女
個人所有ですから、実物を見るのは夢のまた夢でしょうね
 
 
 
オーディオガイドは奇数日は奇数番号の作品、偶数日は偶数番号の作品のみ聞けます
両方聞くには、2回訪れるか、木・金・土曜日のみ開催されている特別夜間鑑賞の時間に来るしかありません
解説は、フェルメール役の小林薫さんと、娘のエリザベス役の宮沢りえさんがされていたわよ
 
 
 
 
 
お腹が空いたから、ちょっとラーメン屋に立ち寄ってから帰ってきたわ
「麻婆ラーメン」
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これでも麺少なめで注文したんだけど、全然少なくないし
モヤシた~っぷりの下に、麻婆豆腐に絡めた麺がありましたっ
辛い物好きの私を満足させてくれる辛さで、美味しかったし体もあったまった~