湯沢温泉2~温泉と料理~

こちらの温泉は、単純硫黄温泉
湯沢の他の源泉と異なり、約900年前に偶然発見した天然湧出の源泉
約43℃だから源泉そのまま、本当の意味での源泉かけ流しなの
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畳が敷いてあるのが面白いわね
毎時3300リットルのお湯が湧くから、約3時間ですべてのお湯が入れ替わるのだそう
私は利用しなかったけど、内風呂の一角がサウナになっていたわ
 
 
 
女性のみ、露天風呂もあるのよ
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真っ白い雪景色をぼーっと眺めながら浸かっていると時間を忘れてしまうわ
夜は夜で薄明りだけで、とっても雰囲気が良かったよ
 
泉質は無色透明で、トロトロ感があったわ
うっすらと硫黄の香りがして、お湯の中でとき卵を入れた様な湯花が咲くことから「卵の湯」と呼ばれているんだって
 
 

脱衣所には、自分のスリッパの目印になるように花札をカードとピンが置いてあるの
自分のスリッパが一目で解るし、いくら湯上りとはいえ他人が履いたスリッパを履くのは嫌だから、こういう気配りは嬉しいわ
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洗面所の他に、ドレッサーが2箇所あってドライヤーをかけるのに順番待ちするような心配もありません
 
 

湯上り処には、貴重品を預けられる無料のコインローッカーやマッサージチェア、携帯充填機、冷たい麦茶などが用意されていたよ
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夕食は、魚沼地産の素材を満喫できるお料理
魚沼産コシヒカリ無添加素材と有機野菜の郷土料理を堪能したわ
メニュー表だけでなく、料理に使用している調味料の説明も細かく書かれていて、こだわりを感じられたよ
 
【香りの一品】
魚沼茸・蟹・水菜・おもいのほかの和えもの
 中越地方では、食用菊を「おもいのほか」と呼ぶんだそうです。
 
【地元の味】
美雪鱒・糸瓜・大根・小松菜のナムル
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【活力の恵み】
越後の海や近海で採れた鮮魚
 甘海老・鮪・鯛のお造り盛り合わせだったわ
 
 
 
【魚沼の肴】
魚沼名産の美雪鱒塩麹漬けのおかき揚
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衣におかきを使用しているからサクサク感が凄かったわ
みぞれあんがかかっていて、緑のは春菊オイル
春菊独特の苦みは全くなくて、まるで器の柄のように料理と器を一体化させてしまう素晴らしい技です
 
 
 
【新たな郷土の味】
のっぺい酒粕蒸し
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越後名物のっぺい汁を八海山の酒粕風味で作り、それを蒸したのだそうです
茶わん蒸しのような感じに仕上がっていて、酒粕の香りがほんのり漂う、体の中からじんわりと暖まるお料理だったわ
イクラの塩気が味を引き締めていて、とても美味しかった
 
 
 
1組いたカップルが食事を終えてしまい、誰も居なくなってしまったの
騒がしい中の食事も嫌だけど、広い空間に私達2人だけっていうのもちょっと寂しいわね
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【魚沼の魚】
魚沼の清流で育った山女魚の塩焼き
 食材が変更になったとのことで、銀鱒の塩焼きだったわ
 ホックホクで肉厚だったから、OKです
 
 

【小鍋】
越後もち豚のすき焼き
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もち豚は、魚沼地域で安全な原料だけを使った飼料と徹底した豚の健康管理をして生産されている豚肉で、県内の15箇所の農場でしか飼育されていないんですって
その名前の通りお餅のようなモチモチ感と口溶けの良さが特徴で、きめの細かい肉質の為、生でも極うすスライスが可能なんだそうよ
 
確かに、脂の甘さは感じられるのに後味さっぱりのお肉だったわ
あまり豚肉っぽくないお肉で、非常に柔らかいの
このお肉で豚カツにしたら、どんな味と食感なんだろうと気になったわ
いつか食べる機会があったらいいな
 
このお鍋、わざわざ制止しなくても勝手に火をつけるような事は無かったわ
たったそれだけのことなんだけど、こちらのペースも考えずに最初に勝手に火をつけてしまう所ばかりなのよね
ご飯と一緒に食べたいから、いつも勝手につけようとすると止めなくてはいけないの
「火をおつけしますので、いつでもお声をかけて下さい」と、おもてなしの心を持って接客されているんだなと感動しました
おかげで大変美味しくいただくことができたわ

鍋の手前にあるのは、玄米で作った米粉
随分ちょっとなのね・・・なんて最初は思ったんだけど充分な量でした
 
【こだわりのお米】
南魚沼の川永さんちの新米こしひかり
自家製味噌で作ったお味噌汁
地野菜使用の自家製のお漬物

【季節の果物】
メロン
 
というメニューでした
珍しいお料理もあり、美味しくてつい食べすぎてしまったよ
地のものづくしと素晴らしい接客で、とても楽しい夕食タイムとなりました
 
 
 
部屋からの景色も、太陽が出ている時と出ていない時で、随分雰囲気が変わるわね
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文豪に、温泉に、お料理に、いろいろな特典に、大満足の宿だった