京都の紅葉~おばんざいと蓮華寺~

京都の夜はおばんざいが楽しめるお店にしたの
 
お通しは「カニ味噌のお豆腐」
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「トントロ葱焼き」は、程よい塩味程度で葱のピリッと感がビールによく合っていたわ
 
 
 
私の大好きな生麩は絶対はずせない
「生麩田楽」
3種類の生麩がいただけまーす
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「おばんざい3種盛り」は、15種類の中から3種類を自由に選ばせてくれるの
・地鶏の肉じゃが
イワシの梅煮
・牛肉とゴボウの時雨煮
にしたわ
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ワカサギの天ぷらは、とっても肉厚でホックホク
それに、思ったよりもたくさんで、私は〆のご飯は止めたの
地酒とも良くあって、どれも薄味で、とても美味しかった
 
 
 
 
 
今回の旅の目的は、蓮華寺へ行くこと
ここがTVで紹介されていたから、そうだ京都いこうとなったの
その前に・・・カフェにあった苔玉がとっても可愛かったので写真を撮らせて貰ったわ
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蓮華寺
何も知らずに来たから、ここに来てから知ったんだけど、このお寺も加賀藩とゆかりのあるお寺でした
加賀前田藩の家臣、今枝近義が再建したお寺なんですって
 
門のところには「小学生・中学生の修学旅行お断りします」との張り紙が
庭を荒らされたくない所は、こういうような張り紙がある所があるんだけど、庭を見る側からすると期待度がグッと上がるのです
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「百体地蔵」
河原町通路面電車敷設に伴う工事の際、土中から掘り出されたものを安置しているんだって
 
 
入ると「拝観でよろしいでしょうか?」と聞かれます
中には「お庭を見たいだけなんですけど・・・」とおっしゃる方も結構いらっしゃいました
すると「お寺はお参りする場所ですので、お庭だけということは無いのですが」とのやりとりが聞こえてきたの
何人もの方とそんな会話を繰り返すなら、普通に「○○円頂戴します」と言えば済む話ではないのかな?と思いつつお邪魔しました
 
 
最初に「庭園内での写真撮影はご遠慮下さい」とお願いされます
蓮華寺の周辺にお寺は少なく、京都駅からもバスで50分ほどかかる場所だからわざわざ来る場所なの
その分、有名所に比べると人は若干少な目ではあったけど、小さいお寺だから写真を撮るのはちょっと苦労したわ
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池には亀島と鶴石があり、奥の石灯籠が見える所が亀島、縦型の石が鶴石
鶴石の右にある石橋で亀島と岸が繋げられている
紅葉で見えないけれど、亀島の後方は蓬莱山の姿が岩組みによって造られていて、山には石碑があるの
その石碑の土台は、亀と麒麟が合体した姿をかたどる石組みになっていて、亀は地上の支配・麒麟は天空の支配を意味するんですって
鶴石の手前にあるのは舟石
蓬莱山から帰ってくる入舟なのだそうです
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蓮華寺は、書院からの鑑賞を旨とした池泉鑑賞式の庭園
とはいえ、人が多くてなかなか本来の鑑賞ができずにいたの
バスの出発時刻に合わせて人が帰り、バスが到着して参拝者が入ってくる間が狙い目よ
その時間が来るまで待つ価値はあります
 
やっと、その時がきました
暫くすると、嫌でも人ごみの気配を感じ現実に戻されてしまうけれど、書院の奥に座ると静けさの中、額縁絵のような庭園を愛でることができたわ
それはほんのささやかな時間だったけど、ゆったりとした時に身をゆだねて自分を解放できたひと時でした
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書院の中からの撮影はOKですが、庭での撮影はNG
なのに、庭に出て写真撮影をされている方がちらほらいらっしゃいました
すると「写真はダメ許しとらんぞ」と怒声が聞こえてきたの
こんなに美しい物を眺めて心穏やかになっているというのに、興ざめでした
 
少人数のマナー違反のせいで、そこにいる多くの人が嫌な思いをします
入る際に説明され、了承してお邪魔しているのですから拝観マナーは守りましょうよ
分別つく大人なんですから
でないと、一般公開しませんなんてことにもなりかねません
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