奥日光湯元温泉①

我が家の恒例行事、冬の温泉巡り
秋に骨折したから行けてなかったんだけど、やっと雪見温泉しに行きました



何も食べずに家を出たから、まずはランチ
折角日光に来たんだから、ゆばは食べなきゃ
3種類のゆばが楽しめる「湯波そば」にしたわ
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・揚巻ゆば→生湯波を重ねて棒状に巻き、輪切りにして油で揚げたもの
・長寿揚げ→高野豆腐を生湯波で巻きいたもの油で揚げたもの
・ぜんまい巻→ぜんまいを生湯波で巻いたもの油で揚げたもの
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同じゆばの産地である京都とは漢字も製法も異なります

京都の「湯葉
・膜の端に串を入れて引き上げるため一枚なので薄く繊細だけど丈夫
・生または自然乾燥させることが多い
・多才な食材として京料理に使用されているが添え物的な存在

日光の「湯波」
・膜の中央に串を入れて二つ折りにするように引き上げるため二枚重ねになるので、ボリュームがあり柔らかい
・生または油で揚げられることが多い
・揚巻湯波のように、湯波そのものをメインにした料理方法が主



途中で立ち寄った中禅寺湖
スワン達もとっても寒そう
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「湯滝」
華厳滝、竜頭の滝と並んで奥日光三名瀑のひとつ
この時期は、雪と滝の水しぶきの白、岩と木々の黒と寂しさはあるものの、まるで水墨画のような不思議な光景でした
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宿について一服してから温泉につかり、楽しみにしていた夕食
案内されるままついていくと、個室を用意してくださっていたわ
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食前酒は、山ぶどう種
チェックインの時にいただいた無料チケットでビールをお願いしたわ

会席料理だから、椀物が最初にきました
お吸物の具は大好きな生麩・・・手毬麩も入っていて嬉しかったわ
蓋が深くて被さるようになっている変わったお椀だったの
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前菜は、うの花・松葉ぶどう豆・磯螺山葵・いもがら煮・山桃・ワカサギ甘露煮
山桃がそのまま出されるなんて、なかなかお目にかかれないですね
種をガリガリする度に酸味が口の中に広がって美味しかったわ
散らされているのは、百合根を花びらの形にかたどった物
すごく可愛い

お造りは、生湯波・鹿沼刺身蒟蒻
お昼に食べた湯波は揚げた湯波だったから、夕食でさしみ湯波が食べられて良かった
厚めの湯波は食べごたえがあっていいです
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鍋物は、鴨葱コラーゲン鍋
れんげの上にコラーゲンボールが
温泉に浸かりとコラーゲンまで・・・たまりませんね~
白菜と分葱を鴨肉でくるんでいただきます

揚物は、舞茸・南瓜・ふきのとう
春の訪れをまっさきに伝えてくれる野菜、ふきのとう
ここ奥日光はまだまだ雪に包まれた世界だけど、春は少しずつ近づいてきているのですね
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焼物は、鰆の西京焼
煮物は、海老芋・鹿沼玉蒟蒻・蟹あんかけ

玉蒟蒻が驚くほど味が染み込んでいて、噛めば噛むほど美味しかった
どのぐらい漬けておくと、こんなに味が染み込むんだろう?
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ご飯は、山椒ちりめんごはんのせいろ蒸し
香の物と、止め椀はなめこの赤だし

可愛い小さいせいろ蒸しのご飯は、山椒がちりめんの味を消さない程よい加減
せいろ蒸しのご飯を食べさせてくれる所は少ないですね
主人は更に白いご飯もいただいていたわ

デザートは、抹茶プリン・マンゴー・キウイ
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お料理は人気があるのも頷ける美味しさとメニューだった
それだけでなく、1つ1つの器も素敵でお料理以外でも楽しませていただきました