金毘羅さんと道後温泉

駐車場に車が止められないと困るから、6時にホテルを出発して金毘羅さんへ向かいました
前回は主人の体調が万全でなかったため見送ったので、金刀比羅宮に参るのも今回の度の目的の1つ

金毘羅さんといえば、長い長い石段
石段登りスタートですっ
スタートして間もなく、白い傘のお店が並ぶ広場が
この方達は「五人百姓」と呼ばれる、5つのファミリーが経営する飴屋さんなの
「加美代飴かみよあめ」というべっこう飴を売っています
五人百姓は、300年以上前から大門付近で商売をされている伝統ある飴屋さんなんですって
ここで商売をされているそれぞれのお家が昔から金毘羅さんのさまざまな神事を手伝ってきた家柄で、その功労として特別にここでの商いを許されているそうです
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犬の銅像があります
これは「こんぴら狗」と言って、飼い主参拝出来ない代わりに犬に参拝させるという「代参」という参拝方法
飼い主が飼い犬の首に巻いた袋に初穂料と道中の食費を入れ、道中さまざまな人にお世話してもらいながら金毘羅さんを目指し、参拝して家に戻るのだそうです
昔、庶民には旅をする自由が無かったけど、神社仏閣への参拝が目的であれば許されるようになりました
それでも旅費や時間の問題もあり「代参」という独特の参拝方法がとられたんですって



「御本宮」
お伊勢さんと並んで「一生に一度はこんぴら参り」といわれた憧れの神社にやっと来られました
朝の涼しい時間にスタート出来たことと、人がまだ少なかったので途中途中丁寧に見て回れて良かったわ
今回はここまで
785段登りました
本当は更に先があり全部登ると1368段あります
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「絵馬殿」
海の神様として信仰されてきた金毘羅さんなので、造船会社など海や船にかかわる人や企業の奉納品がずらずらと並んでいたわ
樽もたくさん並んでいるの
これも、こんぴら狗と同じで、金毘羅さん独特の代参方法「流し初穂」というのだそうです
樽の中にお賽銭を詰め「奉納 金刀比羅宮」といった白いのぼりを立て、航行中の船の上から海に投げ込みます
そしてその流し樽を拾った人が、代わりに金毘羅さんへ奉納しに行く。というもの
自分の変わりに参拝して欲しいと樽を投げ込んだ人、その思いを届けてあげたいと樽を拾った人、両方の思いがこめられているんですね
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降り始める頃には、太陽がギラギラと照り付けてきたので甘い物タイム
抹茶アイス・白玉・わらび餅・あんこ・寒天・黒蜜に、讃岐のお菓子「おいり」が乗せられています
中に入って資生堂パーラーのカフェだと知りました
金毘羅さんで資生堂パーラーって面白い
このカップに描かれている絵は「笑顔元気くん」と言って、お守りやご朱印帳にもなっています
正直、子供のらくがきみたいで全然可愛くなーいと思ったんだけど、宮司さんが描いたものらしいです
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カフェに立ち寄ったおかげで、書院にて10時からの「奉納蹴鞠」があると耳にし見学することができたの
年に3回しか見られないんだって
蹴鞠の球や蹴鞠靴はそれぞれ手作りしている
毬場の四隅には決められた4種類の植物が植えられている
サッカーのように足を大きくあげて蹴るのはダメで、歩くように蹴るのが蹴鞠
立ち位置も身分によって決められている
などなど知らないことだらけだったけど、蹴鞠についての説明も途中途中でしてくださったのでとても勉強になりました
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金毘羅さんの蹴鞠をされている方は全員職員で、蹴鞠の勉強と訓練をすることが義務ずけられているのだそうです
鹿の皮でできた毬は空洞になっているので、すぐにデコボコになっていました
それにより、蹴り返してもどこに飛んでいくのか解らない、というTVの蹴鞠シーンとは違って実際はめちゃくちゃ難しい遊びなのだと初めて知ったわ
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金毘羅さんの黄色いお守りが有名だけど、これは御本宮まで行かないと買えないんだって
お守り2個セットを買いました
「幸福の黄色いお守り」は、ウコンで染めた絹糸を使っているから肌触りがすごく良い
こちらは主人用
私は「こんぴら狗守り」
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スタートする時は閉まっているお店ばかりだったけど、降りてきたらすっごいにぎわってしたわ
このウジャウジャの中のぼり始めるのは結構キツイ
早朝スタートがオススメです



石段の昇り降りで汗だくと足の疲労がすごかったので、勢いでお隣愛媛の道後温泉
予想通り混んでいました
個室は6時間待ちとのことで、あっさり個室はあきらめたわ
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お昼を食べ逃してしまったので、待ち時間の間に松山らしい物を
私は鯛しゃぶとハモまぶしのセット
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個室のみ出される「坊ちゃん団子」
個室はあきらめたから、食後のデザート変わりに食べました
それでもまだ待ち時間があったから、今まで道後温泉に来た際行ったことの無かった「伊佐爾波神社」に行ってみたの
だ・け・ど、ここも結構な石段が
修行の1日となりました
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お風呂あがりのビールといきたい所だけど車なので、香川に戻るまで我慢
となると、夜のお酒が一段と美味しい
しかも香川でのディナー最終日というのもあって、ビールでスタートして、希少糖サワー、四国の梅酒3種飲み比べ、いりこ酒と止まらなくなっちゃった
梅酒は
香川の川鶴 あっさり味
高知の酔鯨 馴染みのある梅酒の味
愛媛の加儀屋 やや苦みのある梅酒
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食べ物も、思い残しが無いよう食べたい物をいろいろ
お刺身の舟もり
阿波踊りとあおさの天ぷら
オリーブ和牛のコロッケ
香川名物の骨付き鶏(ひな)