京都の旅 最終

初めて「八坂庚申堂」に行ったわ
インスタ映えすると人気でいっつも大混雑で人しか見えない状態だったのでスルーしてたの
今回は人が少ないから行ってみたら、それでもここにはそれなりに人がいました
ここだけじゃないけど、和装の方はほぼ外国人の方です
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カラフルなボールのような物は「くくり猿」というお守り
手足を縛られた猿がモチーフとなっていて、欲望のままに行動する猿を動けないようにくくりつけ、欲に走らないようと人間を戒めています



京都に来てから、草間弥生さんの美術展が2月で契約期間終了だと知り今回行ってきたわ
京都で美術館に時間を使うのが勿体なくて、また今度また今度と言っているうちに、とうとうギリギリになっての鑑賞になっちゃった
フォーエバー現代美術館は祇園にあります。
正確な展示名は「永遠の南瓜展」
大正2年に建てられた伝統的日本建築の有形文化財の中での展示なので、靴を脱いでの鑑賞
畳の部屋しかないので、普通の美術館とは違って座って鑑賞することも可能
版画など撮影出来ない部分が多いけど、オブジェなど一部の作品は撮影OKよ


「黄樹」1992年の作品
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寄ってみると、ぞわわぞわぞわ
草間さんの作品を見ていると、この独特の感覚が湧いてくるのが何ともクセになるのよね


初期作品や南瓜、花のモチーフなどなど、東京の草間弥生美術館よりも作品数がめちゃめちゃ豊富
「かぼちゃのひるね」や「ダンスかぼちゃ」などなど、お馴染みのかぼちゃ作品だけでもいろいろあったわ
素晴らしい庭園も見どころの1つで散策することもできるんだけど、この時は強めの雨が降っていたので「庭園ギャラリー」から眺めるだけにした
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舞台に展示という方法は初めて
「私の魂を乗せてゆくボート」1989年の作品
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既成の手漕ぎボートにストライプ生地の突起物を貼り付けています
じっとみてると、この突起物も動き出しそうな錯覚に陥るわ


途中、カフェで休憩
メニュー見ちゃったら、寄るしかないわよ
草間ワールド全開なんだもの
デザート4種類から好きな2種類とドリンクが付いたスイーツセットをシェア
ドリンクは抹茶ラテを追加

4種類のデザートは
・LOVE FOREVERあんみつ
・水玉ロールケーキ(いちご)
・水玉ロールケーキ(バナナ)
・座・パンプキン
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4種類の中から、特に草間ワールドな2種を選んだわ
草間さんとドット柄の器に入っている「あんみつ」
そのドットと同じように白玉と赤すぐりで盛り付けてある
白玉団子の下には、キウイとパイナップルが細かく刻まれた物と粒あんが入っていていたわ

もう片方は「座・パンプキン」
説明には「白餡に裏ごしした南瓜を混ぜて炊いた餡を使っている」と書かれていたけど、カボチャは全く感じなかった
私には、柚子と白餡の味に感じたわ
でも美味しかった


「宇宙にとどけ、水玉かぼちゃ」2010年の作品。
赤い壁に水玉のように張りめぐらせた鏡、同じく赤×シルバーのアルミ製の穴の空いたかぼちゃが置かれています
東京の草間弥生美術館のお手洗いを彷彿とさせる空間だったわ

浮世絵をヒントに作られた「富士」シリーズの作品が9点
富士山の作品なんてあったっけ?と思ったら2015年の作品ということでした
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私は裏手から入っていったから、最後に屋外展示の南瓜をみたの
花見小路から入ってくると、まずこの南瓜が出迎えてくれます
この南瓜は美術館に入らなくても見れるの
ここの美術館だけで、草間彌生作品123点が見れた



「三面大黒天」を見に圓徳院に来たのだけど、どこに祀られているのか解らなくて圓徳院の出入口で尋ねてみた
「ちょっとお待ちください」と言って奥に行ったから、地図か何か見せてくれるのかと思ったら、2万円で買える販売商品の「三面大黒天」を持ってこられてしまった
あ・・・いや、そうじゃなくて・・・参ったな・・・と思っていたら参拝者がいらしたので、さーっと身を引いて逃げてきました
看板や案内板には、ちゃんと「三面大黒天」と表示されているんだけど、一体どこなのさ?とお互いウロウロしてたら主人が見つけました
「こっちにあった」と言って付いて行ったけど、「は?カフェいくの?ここ都路里だよ」
これじゃあ解らないよ
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でも、中に入るとちゃんとあった
お堂は、京都御苑からの移築されたらしい
普通、撮影禁止と言われるんだけど、こちらは「どうぞどうぞ」とかなりのウェルカム状態でした

本物は奥にあるけど、肉眼でもよく見えない
ズームしたけどダメでした
で、手前によく見えるように置かれているのが、最初に持ってこられて逃げてきた販売商品の「三面大黒天」
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豊臣秀吉が念持仏とした尊像、向かって左に弁財天、向かって右に毘沙門天
大黒天のお耳辺りにお顔が見えます



高台寺に立ち寄ることはあっても、庭園散策はかなりしていなかったから立ち寄りました
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久しぶりすぎて、こここうなってたっけ?こういうの無かったよね?みたいな発見がたくさん
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霊屋の片方の壁がキレイに塗りなおされていて、光が反射するほど美しかった
今は逆側の壁の作業中で「職人お一人でずっと作業されていらっしゃいました」とおっしゃっていました
説明をして下さる方がいらっしゃるのは嬉しいですね~
中の蒔絵は今でも細かく豪華で美しい、当時はどんなに煌びやかだったことか
ねね様の像は秀吉の廟の方を見ているんだそうです



さて、旅最後の〆ご飯は「松葉」にて
こちらのニシン蕎麦が有名と教えて貰って、今度行こう!と思っていたら、到着した時「コンコース内にあるじゃない」ってことで〆はここだなと決めてたの
名残惜しいので、お酒とおばんざいセットでスタート
おばんざいは、ニシン棒煮・ほうれん草のゴマ和え・高野豆腐
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ニシン凄い柔らかかったわぁ~
時間に余裕もって来たつもりたっだけど、ゆっくりしすぎて新幹線の出発10分にお蕎麦食べ終わりました