需要と供給

週末にいちご狩りにいってきました
こんな状況の時に不謹慎なと思う人もいるでしょう
私もそう思っていました
 
今回のいちご園は、相方の同僚の親戚の方が経営している所で
「お客さんが少ないから少し安くするから遊びに来て」と頼まれたの
いちごは私の大好物だけど、いちご園に着いても私の気分は鬱々としていたのよ
そのご親戚の方に出迎えられて、ビニールハウスに案内されたんだけど、何度も「ありがとう」って言われて・・・
春休みでもある週末だというのに、広いビニールハウスの中には私達6人だけ
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ビニールハウスは全部で20個ほどあって、途中覗きながら歩いていたらどこも4人とか、6人とかだけで貸切状態だったわ
地震で大変なのはよく解るし、そんな気分では無いのもよく解るんだけど、ここまでキャンセルが続いちゃったら死活問題なのよ
 いつもなら、予約がいっぱいで断るぐらいなのに・・・
 寄付したくても、自分達の生活でいっぱいいっぱいだわ」
と、ご親戚の方がおっしゃっていました
 
「折角育てたイチゴが傷んでしまって捨てる為に摘むのは、とても辛い
 だったら多少安くしてでも、1人でも多くの人に食べて貰いたくて、いろんな人に声をかけてもらったのよ
 来てくれて、本当にありがとう」最後までお礼を言われました
 
いちごは甘くて、とっても美味しかったわ
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小さないちごの花も可憐で可愛かった
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私も娯楽にお金を使うなら寄付するべきとずっと思っていたけれど、震災の被害がなく通常の生活をしている人は、今まで通りの生活を心がけることも大切なんだなと思いました
需要と供給のバランスが崩れて結局は被災地の方が苦しむことになる
それは、買い溜め騒動でも解っていたけど、お金が流通しなくなる事については全く考えていなかったわ
けど、よくよく考えてみると凄く恐ろしいことだよね
元気な地域は今まで以上に元気でいることによって、被災地の方を助けることにもなるんだと考えが変わりました

義援金も大事
救援物資を送るのも大事
お金を流通させることも大事
変わらない生活が出来る所は今まで通りの生活を維持することもとても大事
それらのバランスを保って、これからは生活していこうと思いました
 
 

いちご園を後にしてから、折角だからぶらっと回ろうと梅を見に行ったの
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そして、今月いっぱいで終わってしまう等身大のガンダムを見て
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日本平からの景色を見て、最後は、海鮮丼で締めました
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やはり、どこへ行っても人が少なく感じたわ
それに静岡のきれいな真っ青な海は見渡す限り濁って緑かがった変な色になっていたし、頭の片隅には震災の事があって心の底からめいいっぱい楽しめたというわけ
ではなかったけれど、寄付とお金を流通させる事、両方を自分なりにバランス良く続けていこうと思います